ワインの知識は世界史などと合わせて教養として身につける

ワインは体系的に学ぶ

ビジネスシーンでは打ち合わせの後,一緒に食事を取ることも多いと思います.

特に欧米では,夕食にワインは欠かせません.

ビジネスで利用するようなレストランの場合,ほとんどのお店にワインが置かれています.

逆に日本で海外のお客様をもてなすとき,日本酒などを用意するのは結構ですが選択肢としてワインも用意すべきです.

ワインはビジネスにおいてコミュニケーションのツールであり,そしてソーシャルマナーのひとつと言っても過言ではないでしょう.

しかし,日本のビジネスパーソンはこのことを理解している人が少ないようです.

ワインには興味がなく,白ワインは魚料理,赤ワインは肉料理,という程度の知識しかない人も多いのではないでしょうか.

私も海外で仕事をするようになったころ,ワインに接する機会が格段に増えました.

特に,カリフォルニアで仕事をすることが多くワインは日常に溶け込んでいました.

お客様と食事に行くと必ずと言っていいほどワインリストがありました.

ランチ・ディナーに関わらず飲む機会が多かったように思います.

しかし,ワインの知識が不足しているせいで話に入っていけないことが何度かありました.

それを気に少しはワインの勉強をするようになりました.

ネットで情報を調べてみたり,ワインショップで買って飲んでみたり・・

しかし,この行き当たりばったりな学習では,私自身のワインの好みを知ることができましたが,それ以上のことを得ることができませんでした.

その理由は今思えば簡単なことです.

それは目的を誤っていたのです.

ビジネスパーソンが身につけるべきワインの知識として重要な観点が抜け落ちていました.

ワインに関連する文化を学ぼうとしていなかったことです.

飲んで美味しいだとか,どんな味がするという品評会をやることが目的ではありません.

コミュニケーションのツールとして活用する訳ですから,関連する知識(地理,歴史,言語,宗教など)を一緒に学ばなければ意味がないのです.

ワインを起点として多様な知識を持っておくことが,会話の話題を提供することになり,ワインがツールとして約に立つようになるのです.

このことに気付くまではかなり遠回りをしてしまいました・・

 

しかし,関連する知識までも含めて体系的に学ぶことは簡単にはできません.

そうは言っても仕事でツールとして使えるだけのワインのことを知る必要がある訳で・・

そこでオススメなのが,渡辺順子氏の「世界のビジネスエリートが身につける教養としてのワイン」という本です.

フランスからニューワールドに至るまで,一通りのワインの「今」を知ることができます.

これを読んでおけば,ひとまず恥をかくことはないでしょう.

この本を足がかりに,さらに知識を広げて,そして世界史や宗教史などのリンクさせていくと本当の教養として定着するはずです.