スーツのメンテナンスの基本

スーツのお手入れは毎日のルーティーンにする

毎日着るスーツは必ず手入れをすべきです.

一緒に頑張っている相棒のようなものですから気にかけてあげるのは当然のことです.

せっかくオーダーして高いスーツを買っても,へたっていたら良いものには見えません.

新品のようにパリッとした綺麗なシルエットを保ったスーツが必要です.

しかし,忙しい毎日で丁寧にブラッシングして・・というのは煩わしく思われるでしょう.

 

また,「メンテナンス=クリーニング」と考える方も多いようですが,1回着るごとにクリーニングに出すのはおすすめしません.

いくらクリーニングであっても型くずれにつながります.

良いスーツは生地が良いものを使っているというだけでなく,立体的になるように意識してつくられています.

クリーニングに出すとこの立体感が失われていくのです.

忙しい日々の中でも簡単にできる効果的なお手入れの方法をご紹介します.

ハンガーにかける前に

木製のハンガーを用意してください.

プラスチック製のハンガーよりも湿気を吸収してくれます.

厚みがあるしっかりとしたものが型崩れを防止する上でも理想的です.

私は中田工業製のハンガーを使っています.

肩周りがしっかりと作り込まれていてスーツを綺麗に保ってくれますし,ハンガー自体もとても美しい一品です.

ナカタハンガー(日本製)

 

ハンガーにかける際には,ポケットの中のものをすべて取り出しましょう.

これだけで型崩れを防止に大きな効果があります.

小銭を入れたままとか,名刺ケースを入れたままとか,言語道断です.

ハンカチも忘れがちですが,ハンカチが湿っている場合もありますのですぐに取り出すべきです.

 

ハンガーにかけた後は

スチーマーを使ってケアしましょう.

シワも簡単に取れますし,ニオイを取り除く効果もあります.

実際にスチーマーを使うだけでかなり違ってきます.

アイロンと違ってハンガーにかけたままで使えますので簡単ですし,時間は5分もかからず忙しいときでも苦になりません.

立体的なジャケットにも安心して使えますし,買ったときのフレッシュな状態が長く続くような感じがしますので是非取り入れてみてください.

スーツは毎日洗濯できませんが,スチーマーをあてるとかなり消臭効果がありますので1つあると重宝します.

パナソニック スチームアイロン

 

スチーマーを当てた後は,風通しの良いところに1日置いてから保管しましょう.

すぐにクローゼットに入れてはいけません.

また,数回着用した後はブラッシングしてホコリを落とします.

ただし,ブラッシングで生地を痛めることがありますので注意が必要です.

上質な柔らかいブラシを用意して,軽く上から下にやさしくかけてあげます.

ブラシの質が悪かったり,やり方を間違えると,繊維が毛羽立ち逆にスーツを痛めてしまいます.

 

雨に濡れてしまった場合

スーツが雨に濡れることもあります.

特に梅雨の時期や,夏場急に雨が降ってきたときは避けようがありません.

濡れてしまったら,基本的に染み込む前にすぐにハンカチで拭き取りましょう.

上から軽く押さえる要領で拭き取ってあげるのがベストです.

帰宅後はハンガーで肩にあたる部分に乾いたバスタオルをひっかけて,そのうえから上着をかけましょう

こうすることで湿気を吸収してくれます.

また,パンツはクリップハンガーを腰の部分を留めるようにして使います.

雨に濡れるときの大半は裾口から濡れますので,腰の部分を留めて乾かすと効率的です.

出張先でも乾いたバスタオルさえあればできますので,この方法は覚えておくと良いでしょう.